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2021/08/02
8月1日から、実務者対象の雪崩講習会であるトレーニングスクールの募集が開始されました。
・雪崩業務従事者レベル1
開催日:2022年1月20日(木)~27日(木)
開催地:白馬(長野県)
※白馬会場での1回の開催のみです。
※コロナ問題もあり英語コースは実施しません。
・雪崩業務従事者れベル2モジュール1
開催日:2021年12月4日(土)~6日(月)
開催地:都心(東京都)
※例年と同様の12月初めの開催です。
※再履修も推奨しています。
このトレーニングスクールは、2001シーズンから20年に渡って継続的に開催されている専門講習会です。カナダ行政組織も関与する専門組織であるCanadian Avalanche Associationと提携し、ハイスタンダードな講習を実施しています。レベル1合格者は、公益社団法人日本山岳ガイド協会の検定・雪崩対策技術の代替認証を得ることができます。
レベル1は、山岳ガイドやスキーパトロールなど実務者を対象とした基礎訓練コースです。安全対策に必要な雪崩ハザード評価と予測に係るフィールド・データの採取と記録を学び、そのリスクマネジメントの手法に触れます。レベル1受講後、レベル2へと進むには、日々の業務で、学んだ知識とスキルの定着を図るOJT(on the job training)の期間が最低数シーズンは必要です。
レベル2は、受講生の雪崩対策に係る能力が、実務者として一定水準を満たしているのか多角的にアセスメントされます。全体は3つのモジュールで構成されており、モジュール1は、業務上、多くの場面で問題となる意思決定に影響を与えるヒューマンファクターへの理解を深めるプログラムです。リスクマネジメントの文脈に沿いつつ、理論だけでなく実例を用いることで、心理学的側面の重要性を学びます。
日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。