雪崩の危険に気づく機会として開催しています。AN(アバランチナイト)は、雪崩の基礎知識や事故事例についてお話する2時間の無料セミナーです。入門者から経験者まで幅広い方が対象です。
ANの姉妹版がminiAN(ミニ・アバランチナイト)です。雪崩の専門スキルのあるJAN会員が、プロショップやメーカーのサポートを受けつつ開催しています。ANより小規模な開催となりますので、これから雪山に入りたい方や経験が浅い方でもお気軽にご参加頂けます。
レクリエーショナルとは、休日の楽しみとして雪山に入る人を指します。登山者、滑走者、スノーシューやスノーハイキング、スノーモービラー、渓流釣りなど、多様なアウトドア・アクティビティが含まれます。社会人山岳会や高校大学の山岳部に所属する、あるいは仲間とグループを作っている方から、個人ベースで楽しんでいる方まで、その構成も多様です。
雪崩の危険に気づく機会として開催しています。AN(アバランチナイト)は、雪崩の基礎知識や事故事例についてお話する2時間の無料セミナーです。入門者から経験者まで幅広い方が対象です。
ANの姉妹版がminiAN(ミニ・アバランチナイト)です。雪崩の専門スキルのあるJAN会員が、プロショップやメーカーのサポートを受けつつ開催しています。ANより小規模な開催となりますので、これから雪山に入りたい方や経験が浅い方でもお気軽にご参加頂けます。
フィールドで雪崩対策を学ぶ雪上の講習会です。
BSC(2日間)とAvSAR基礎コース(1日)を受講することで、雪崩の安全対策に係る包括的かつ重要な骨子を学ぶことができます。講習効果を上げるためには、最初にAvSAR基礎コースを受けた後、BSCに参加されることが理想です。
ASC(3日間)は経験者向きのコースです。受講には事前にBSCとAvSAR基礎コースを受講していることが必要です。3日間はいずれもフィールド実習が主体となり、普段、皆さまが楽しまれているツアー形態に適応させた、より実践的な内容となります。
BSCとASCではフィールドでの講習効果を上げるため、いずれもe-learningによる事前学習を設けています。e-learningのプログラムはPCだけでなく、スマートフォンでも受講可能です。
プロフェッショナルとは、業務として他者あるいは公衆の安全に係る人を指します。山岳ガイド、スキーパトロール、ヘリスキーやキャットスキー、捜索救助隊、ビジターセンターなどです。また、たとえば、山中にある施設管理を業務として、日常的に雪山に入る方もこのカテゴリとなります。
前提条件
プロフェッショナルの教育プログラムのプロセスに入るには、最低限必要とされる経験や知識、スキルの水準があります。この水準に達しないまま雪崩業務従事者レベル1を受講しても、講習内容を十分に理解できないことが、これまでの経験から明らかになっています。
受講希望者は、基礎的な雪崩講習会を既に受けており、そこで学んだ基本スキルが身に付いていることが必要です。BSC(ベーシック・セイフティキャンプ)の受講が最低限で、実際にはASC(アドバンス・セイフティキャンプ)を受講しておいたほうが、内容理解が深まります。また一方で、BSCの受講のみでも、既にレベル1あるいはレベル2を取得した人との業務活動の実績があるならば、それは考慮されます。ここで言う業務活動とは、単にフィールドで一緒に行動するというだけでなく、朝夕の雪崩ハザード評価と予測を含む、リスクマネジメント全体への参加を含みます。
熟達へのプロセス
「雪崩業務従事者レベル1」は基礎訓練コースです。安全対策に必要な雪崩ハザード評価と予測に係るフィールド・データの採取と記録を学び、そのリスクマネジメントの手法に触れます。受講後は、日々の業務で、学んだ知識とスキルの定着を図るOJT(on the job training)の期間が最低数シーズンは必要です。
OJTの期間は、同じ教育を受けた先輩あるいはメンターとなるレベル2所持者のアドバイスを受けつつ経験を積むことが必要です。また、JANは観察データおよび雪崩ハザード評価が投稿できるプラットフォームをウェブに用意しており、正会員となることで利用が可能となっています。これは個人で活動する人が多い日本の特徴を考慮し、JANがその成長を手助けするために設けています。
「雪崩業務従事者レベル2」では、受講生の雪崩対策に係る能力が一定水準を満たしているのか多角的にアセスメントされます。データに基づいてハザード評価と予測を行い、そのプロセスに含まれる不確実性を考慮した上での計画の立案や実行能力を査定します。さらに、業務上、多くの場面で問題となり、意思決定に影響を与えるヒューマンファクターやグループ・コニュニケーションに関する内容も織り込まれています。レベル2は、雪崩対策の現場で働く人に求められる国際水準スキルのボトムラインになります。
「雪崩対策は生涯教育」との言葉が雪崩プロフェッショナルの間ではあります。レベル1の受講は、最初の一歩として良い機会になると思います。しかし一方で、受講しただけでは何も意味がありません。JANでは、時間を掛けて地道に雪崩の危険と向き合い、その職能を身に付けようとしている人を応援しています。レベル1受講後、JAN会員となることで、各種CPDに参加可能となり、また資格の所持者としてウェブに氏名が掲示されます。
日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。