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2025/05/05

【お知らせ】スポーツ庁「第4回Sport in Lifeアワード・奨励賞」を受賞

この度、弊組織は、スポーツ庁が主催する「第4回 Sport in Life アワード」にて、雪崩情報による冬季アウトドア・スポーツの安全な環境整備とその活動推進に関わる取組で「奨励賞」を受賞(2025年3月5日)しましたのでお知らせ致します。
  
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スポーツ庁は、2020年東京大会のレガシーとして、多くの方にスポーツを楽しんでいただける社会を目指し、「Sport in Life」プロジェクトを行っています。「Sport in Life アワード」とは、このプロジェクトの一環として、一人でも多くの方がスポーツに親しむ社会の実現のために行われている優れた取組を募集し、表彰する制度です。

  

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弊組織では、今後も冬季アウトドア・スポーツを支える社会基盤である雪崩情報を中核とした雪崩安全対策に取り組むことで社会に貢献してまいります。
  
  
  
【受賞取組】
国際標準形式の雪崩情報の提供による冬季アウトドア・スポーツにおける安全な環境整備とその活動の推進
  
【受賞取組の概要】
欧米において雪崩情報は、冬季アウトドア・スポーツの安全対策の根幹として、行政あるいは行政も関与する非営利組織によって提供されている。一方、気象庁の「なだれ注意報」は、集落や住民を対象としており、山岳は対象ではない。また、欧米のような「雪崩の起こりやすさ」も表現していない。こうした国内行政サービスの欠損を補うべく、弊組織は25年前に人材育成を開始し、その専門教育を受けた人材のネットワーク化によって、欧米と同じ国際標準形式の雪崩情報の発表を2012年から開始している。その後、順次、雪崩情報の提供地域を増やし、現在、5山域で発表。また、雪崩情報は、発表するだけでなく、その利用に関わる教育が必要不可欠であるため、講習会やセミナー等を通して啓発教育を実施している。この啓発教育には、長野県、新潟県、日本山岳・スポーツクライミング協会、長野県山岳総合センターなどとも協働。さらに、安全対策にはリスク・コミュニケーションが必要であるため、SNSやメールレター等を活用した情報の提供&収集も実施。その結果、インシデント情報も寄せられるようになり、それを調査し、その内容を一般に還元することで、冬季アウトドア・スポーツ活動の成熟に寄与している。このような全体設計された包括的な雪崩安全対策の取り組み(下図参照)を行っているのは、国内では弊組織のみとなる。
  
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