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2022/11/02
2022/23シーズンの雪崩安全セミナー「アバランチナイト」の募集が開始となりましたので、お知らせ致します。
アバランチナイトは、スキー場とは異なる冬季山岳特有の危険やその対処、また雪崩事故の実態やリスクマネジメントなどについて、わかりやすくお伝えする安全セミナーです。スキー場内で新雪滑走を楽しまれている方から山スキーや登山で山岳に深く分け入るベテランまで、幅広い方にお勧めしたい内容です。皆さまのご参加をお待ちしております。
今年のアバランチナイトは4つの特徴があります。
1.会場開催では、多数の事例を交えての講演
雪崩プロの世界では「雪崩教育は事例に始まり、事例に終わる」と表現されます。雪崩の基礎知識を使いながら、過去の事故事例を紐解くことで、安全対策の重要点を学びます。また、『雪崩事故事例集190』(山と渓谷社)からデータを引きつつ、講演地域での過去30年間における重要事例を振り返ります。
2.東北地方で多数の開催
アバランチナイトは、これまで北海道から九州まで全国42都市で開催してきていますが、今年は初開催の青森、福島を加え、東北地方での開催を増やしています。これは雪崩に限らず、雪山の安全対策の講演会が、首都圏に偏りがちであることを考慮したものです。
3.共催の2会場では公的救助隊の隊員が講演
新潟県との共催である「南魚沼」会場では塩谷卓也氏(南魚沼市湯沢消防署)が、長野県および長野県山岳総合センターとの共催である「長野」会場では、母袋周作氏(長野県警察山岳遭難救助隊・副隊長)から、それぞれ冬季山岳遭難に関わる救助活動についてご講演をいただきます。
4.オンラインは「地形」にテーマにした講演
雪崩対策というと雪を掘って調べることをイメージする方も多いのですが、安全対策で最も重要なのは「地形を理解し、上手に利用すること」です。日々、雪崩の危険に曝される地形で働く現場プロが、どのような地形認識で活動しているのか、その要点について、鈴木猛志氏(エイブル白馬五竜スキー場・スキーパトロール)と天野和明氏(国際山岳ガイド)に、その活動内容や経験についてお話していただきます。
詳細は「こちら」をご覧ください。
日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。